大学を卒業して、金融系の会社にいる間に自分自身でサービスを作ってみたくなり、独学で開発を少しずつ始めました。
その後不動産やSaaSビジネスを経てスパイダープラスに入ることになりました。
スパイダープラス入社までの経歴を教えてください。
エンジニアとして入社し、現在はセールスとの間にある役割ですね。
そうです。
当初、EMとして内定を頂いたのですが、徐々にPdMにシフトしていくことを見据えたものでした。
入社半年ほどで大型導入顧客を主な対象に、共同開発や個社対応などを行うプロフェッショナル・サービスに携わることになり、開発とセールスとの間で試行錯誤の最中です。
入社して驚いたことはありましたか。
SPIDERPLUSは2011年から開発提供されていて長い歴史をもっています。
その長い間に様々な試みが続いてきたことが色濃く感じられて、一筋縄でいかないところがありました。
それもリーディングカンパニーであり、長くお客様が離れることなく存在し続けてきたからこそであり、そうしたある種の迫力にとても驚かされました。
もう1つ、ユーザー数からは驚くほどの少人数で支えてきたという点にもとても驚かされました。
プロフェッショナルサービスに携わる上で大切にしていることを教えてください。
人との関わりが社内外に広がったおかげで、認識合わせの重要性に気づかされました。
分かったつもりでのヒアリングにもとづいて実装したものがお客様が意図したものとは違ってしまうことが起きがちです。
こうした経験から、独り合点をせずに、言葉の定義を共有した上で声をお聞きすることや、お客様の意図していることを正しく受け止めているかを明確に言葉で確認するようになりました。
また、お客様との対話を重ねていくと、直面する課題には共通点があることも分かってきました。
対面しているお客様の知見を活かしつつ、課題の普遍性を抽象化していくことにより、いずれ汎用性を持たせて機能拡充につなげていくことができるか、ということにも注意を払うようにしています。

後藤さんにとって「働くにもっと"楽しい"を創造する」のはどのような瞬間でしょう。
DX意欲の高いお客様と一緒に、課題を高い視座で見ることができ、業界全体に広がるであろう機能やソリューションを先取りしながら一緒に作っているときです。
プロフェッショナルサービスで接するお客様には共通する特徴があり、自社だけではなく、建設業界という視点で課題を捉え、解決していこうという姿勢があることです。
SaaSビジネスは中長期的に継続した関係を前提にしますが、技術とお客様の課題など情勢の変化と共に機能を実装することは、単に既存の機能の延長にとどまらない新たな課題解決をご一緒しているように感じられて、そうした時はとても楽しいと感じます。
スパイダープラスという組織の魅力を教えてください。
人柄のいい人が揃っていることです。
プロフェッショナルサービスは、社内外たくさんの人と関わるため、部門を超えて協力を仰ぐことも少なくありません。
いつも快く対応してくれる方ばかりで、大変助かっています。
また、一人の社員としては時間の融通がききやすく、何かと柔軟性を感じることが多いのも魅力です。
オフィスの物理的な居心地の良さも気に入っています。
初めて足を踏み入れた時にエントランスの感じの良いデザインや、打ち合わせやイベント開催でも使えるラボスペースも印象的でした。
こうしたものに支えられて、60兆円以上にもおよぶ建設業界という巨大産業を相手に、長く事業を続けてくることができたのだと感じます。
これからどんなことをしていきたいですか。
お客様と先進的な取り組みを重ねて、そこから価値を抽出して成功例を作っていくことです。
プロフェッショナルサービスはお客様との強固な関わりが土台です。
スタートは1社であり1現場で実験的に始まることもありますが、お客様と共に作り上げた実績を中長期的な事業として育てていくことに昇華させていきたいと考えています。
公益的な志向の建設業界の皆さまと建設DX市場をリードしてきたスパイダープラスでならそれが出来ると確信しています。

スパイダープラスに今後加わる方にメッセージをお願いします。
建設DXの世界には課題が明確に顕在化しています。
スパイダープラスには元々が保温断熱工事業として始まった経緯もあり、現場経験を元にしたお客様の状況に対する共感が強くあり、目先の数字だけでなく、まずはお客様と共に見通す未来があり、そうした実直な文化のもとで開発が行われています。
先日発表されたプロダクトロードマップもそこに続くものだと思います。
開発でもセールスでも、結局のところ、スパイダープラスで働くことは、お客様との二人三脚で課題解決に中長期的に取り組むことですが、その先にまだ誰も見たことのない未来があります。
オーナーシップをもってスタンダードを作っていきたい方をお待ちしています。